
どうもKmama(@k_fam3mama)です!
「お金がなくて出産できない!」
そんな妊婦さんには、公費(国や公共団体のお金)で出産費用を援助してもらえる「助産制度」というものがあります。
実は私も3人のうち2人を、この助産税度を利用して出産しています。
今回は、知っていると助かる「助産制度」について、詳しくお話ししていきますね♪
助産制度について
経済的な理由によって入院助産を受けることが難しい妊産婦が、安心して出産できるように、助産施設への入所・出産費用を援助する制度。
※所得によって援助される金額は変わるので、自己負担が必要な場合もあります。

お金がないから助産院で出産できない!

じゃあ安全な出産ができるように援助してあげるね
というように、出産に必要なお金の全額または一部を、公費で負担してくれる制度です。
原則として、分娩日の前日~医師が「経過良好で退院できますよ」と認める日までの期間利用でき、その間にかかった費用を援助してもらえます。
★市が指定した病院や産院で出産することが条件
★出産費用が一部免除または全額免除になる
★直接支払制度は利用できないので、産後保健機関に請求申請をする
- 約1ヶ月ほどで42万円が自分の口座に振り込まれる
- 振り込まれたら自己負担金額分を支払う
★振り込まれた出産一時金-自己負担額=残りは援助金として手元に残る

自己負担金がある人は、振り込まれた42万円から8万800円を支払えば、残りの33万9,200円は自分のお金になっちゃうんです!
産後は何かと出費が重なるので、ベビー用品などもこの援助金からまかなうことができますよ♪
助産制度を利用するための条件
- 入院助産が必要な妊産婦
- 生活保護受給世帯
- 市民税非課税世帯
- 所得税が非課税で住民税のみ課税世帯
- 所得税8,400円以下の世帯
上記の条件に当てはまれば、利用申請をすることができます。
「当てはまるのかな?」と思ったら、お住いの市区町村の窓口で相談してみてくださいね♪

どの条件に当てはまるかによって、自己負担の有無が変わってきます。
地域によっては多少の違いがあるそうなので、詳しくはお住いの役所でお問い合わせください。
申請方法
助産制度を利用する場合は、申請と審査があるので、まずは地域の福祉課で相談します。
- 母子手帳
- 前年度分の源泉徴収票(自営業の場合は確定申告書の写し)
- 世帯全員の住民票非課税(課税)証明書
- 健康保険証
- 印鑑
※外国の方は「外国人登録証」、学生の方は「在学証明書」が必要です。
※課税証明書は、出産予定日が6月末までは前年度のもの、7月1日以降は当該年度のものを用意します。
あとは、窓口で「助産施設入所申請書」というものに記入すれば、申請は終わりです。
審査は10日ほどかかり、利用できる場合は、自宅に「入所承諾書」というものが郵便で届きます。
助産制度の自己負担金はいくら?
【区分B】市民税非課税世帯:80,800円
自己負担金がある場合は、自己負担額を差し引いて入金される場合と、入金後に支払う場合があります。
私は大阪府在住ですが、入金後の支払いでした。
助産制度を利用するときの注意点
助産制度は、お金に困っている妊産婦さんにはありがたい制度ですが、いくつか注意点もあります。
- 市が指定した産院での出産となる
- 転院の際、紹介が必要
- 個室ではなく大部屋である
- 普通に出産する人と食事内容に差がある
助産制度を利用する場合は、指定の産院でしか出産できないため、現在通っている産院から転院する必要があります。
その際は、紹介状を書いてもらわなければなりません。
(紹介状の費用は産院により有料)
基本的には、産後の入院期間中は個室ではなく大部屋で過ごすことになります。
(追加料金を支払えば個室利用ができる場合もありますが、ちょっとグレーゾーンですね)
これは私の場合だけかもしれませんが、助産制度を利用して出産した時は「特別食」「お祝膳」などはないと思っておいた方がいいと思います。

我慢ポイントはいくつかありますが、お金がないのでそんな贅沢は言っていられません!
私が助産制度を利用した理由
私は3回の出産のうち2回を、助産制度を利用して出産しています。
1人目~3人目まで全員同じ産院を利用しました。
(たまたま長男を出産した産院が、制度に対応していたので)
うちはなぜか、妊娠すると金銭面で問題が起きるらしく、次男を妊娠した時は当時旦那が務めていた勤務先の社長が逃亡。
給料の滞納があったにもかかわらず、音信不通になってしまい、同時に職も失いました。
60万ほどの給料未払いに加え、次の仕事が見つかるまでにも苦労し、生活苦になり1度目の助産制度を利用しました。
長女を妊娠したときも、同じく次に務めていた会社の社長が逃亡。
音信不通・給料未払いのまま、また職探しが始まり、再び助産制度を利用することになりました。

もう私たち夫婦の間では、妊娠すると貧乏になる(職を失う)というジンクスができたほどに、妊娠が嬉しい反面とても辛かったです。
実際、こんなことってあるの?!って感じですが、実際にありえました。
実際に助産制度を利用してみて
金銭的に困っている場合の援助なので、ハッキリ言って手続きなどは必要書類が多くて面倒です。
でも、出産一時金をもらえるので、産後の金銭面の心配はあまりせずに済みました。
(赤ちゃんに必要なものも買うことができました)
たまたま長男を出産した産院が指定病院だったので、信頼できる産院で出産できた私はラッキーだったと思います!
公費を利用しているので、できれば利用しないほうがいいのですが、うちみたいに突然貧困になる場合もあります。
コレと言って不便なことはありませんし、食事や部屋は我慢すべき部分はありますが、そのほかは普通に出産するのと変わりはありません。

お金に困っている方にはぜひ、知っておいてほしい制度ですし、安全に出産するためにも迷わず利用してほしいです!
忘れてはいけないのが、産後必ず「請求申請」をするということです。
請求をしない限り42万円は振り込まれません。
なので、絶対に忘れないでくださいね!!
最後に
実は、助産制度は役所の人たちにもあまり認識されていません。
1度目の利用の際に、案内を頼んだのですが、ちゃんと聞き入れてもらえませんでした。
なので、必ず福祉課で「助産制度の申請をしたいのですが」と言ったほうが確実です。
産後も手続きがあるので少し大変かもしれませんが、お金がない中で無事に出産・育てていくためにも、こうした制度は利用した方がいいです。
助産制度があることを知っておけば、万が一お金に困る事態に陥っても、出産・育児が安心してできますね♪
ではまた。
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