
どうもKmama(@k_fam3mama)です
妊娠中は気を付けなければならないことがいくつかありますが、その中でも「貧血」に悩まされる妊婦さんは多いです。
どうして妊娠中は貧血になりやすいのか?
予防策や改善策などをあわせて紹介します。
生理的に貧血になりやすい状態になっている
そもそも、妊娠中は生理的に貧血になりやすい状態になんです。
貧血とは?
血液の成分の1つである赤血球に含まれる、ヘモグロビンという物質が減少している状態。
ヘモグロビンは酸素と結びついて体の隅々の細胞に酸素を運ぶ役割を担うため、貧血状態になると身体が低酸素状態になり、動機・息切れ・疲れやすいなどのさまざまな症状が出やすくなる。
貧血の原因としてよく知られているのは、鉄分が不足することによる「鉄欠乏性貧血」ですよね。
妊娠をすると、赤ちゃんと胎盤を成長させるために普段よりも多くの鉄分を必要とします。
なので、妊娠中は生理的に鉄欠乏性貧血になりやすい状態になっているんです。

妊娠をするだけでも体に変化が起きて体調を崩しやすいのに、貧血にもなりやすいなんて…
妊婦健診では定期的に血液検査が行われますが、血液中のヘモグロビン濃度が11.0g/dl未満の結果が出ると貧血と診断されます。
数値がかなり低いと、それに伴い貧血による影響が心配されるので、そのときは食事指導を受けたり鉄剤を処方されるんです。

妊娠中は循環血液量が増えることによって血液が薄まるので貧血状態にはなりやすいですが、赤ちゃんの発育まで影響することは稀です。
しかし、妊娠前から貧血・持病のある人は妊娠によって貧血が進みやすいので注意してくださいね!
貧血予防は食事で鉄剤補給を!
妊娠中に貧血になっても、基本的には赤ちゃんの発育には大きな影響はないので安心して大丈夫です。
しかし、重症化してしまった場合はママの体やお産などに影響する場合があるので、日頃から貧血予防を心がけておくと安心です。
一番いいのは「鉄分を豊富に含む食べ物」を食べて毎日の食事で鉄分を補給しておくこと。
- ほうれん草
- しじみ・アサリなどの貝類
- レバー(豚・鶏など)
- 動物性たんぱく質
- 酢
- ビタミンC
ほうれん草
ほうれん草は鉄分を豊富に含む有名な野菜です。
毎日取り入れやすいので、鉄分対策にはもってこい!
ほうれん草のアクは鉄分の吸収を妨げてしまうので、食べるときは茹でた後に流水にさらしてからの方が◎。
しじみ・アサリなどの貝類
貝類も鉄分補給に◎。
また、鉄分以外にも赤血球を合成するのに必要なたんぱく質なども含まれています。
味噌汁・スープ・パスタ料理などアレンジもしやすく取り入れやすいのでぜひ試してみてくださいね!
レバー(豚・鶏など)
鉄分と言えばレバーです!
臭みが強いので、きちんと臭み取りをしてたまに取り入れるくらいがベストでしょう。
ただし、妊娠初期は取りすぎ注意なビタミンAが多く含まれているので、妊娠初期に食べる場合は少量、もしくは避けたほうが無難です。
動物性たんぱく質
ヘモグロビンは鉄とたんぱく質が主原料です。
なので、先ほど紹介した鉄分を豊富に含む食材、ほうれん草・貝類・レバーなどと一緒に動物性たんぱく質を取ると、貧血予防や改善に◎。
- 肉類
- 魚
- 乳製品
などには動物性たんぱく質なので、これらの食材と一緒に鉄分を摂取して、消化吸収力をアップさせましょう!
酢
鉄分を効率よく接種する方法としては酢もおすすめです。
酢と鉄分は相性が良く、米酢・リンゴ酢などと一緒に摂ることで鉄分が胃の中で溶けやすくなります。
酢の物などにして一品加えてみるのもいいでしょう。
ビタミンC
ビタミンCも体内で鉄分を吸収するための手助けをしてくれる栄養素です。
毎食摂るように心がけることで効率よく鉄分を摂取できるようにしましょう。
- イモ類
- 果物
- 生野菜
などに豊富に含まれています。
貧血予防のためには鉄分を1日20㎎くらいを摂るのが理想ですが、食事での予防の場合は摂取量に対して吸収率が10%ほどと、実はそれほど高くありません。
食事に気を付けていても、貧血が深刻な場合は鉄剤が処方されるので、あわせて改善していくといいでしょう。
貧血予防で快適な妊娠ライフを
貧血になると、お産への影響が少なからず心配されます。
重度の貧血状態になると、鉄剤を処方されますが、人によっては鉄剤が体に合わないことも。
胃が荒れてしまって炎症を起こしたり、便秘や下痢などの症状を引き起こす場合もあります。
胃薬の併用でも鉄剤が合わない場合は、注射による鉄剤補給もあるので、我慢せずに主治医に相談しましょう!
貧血が重症化すると体力が低下してしまって分娩が長引いたり、出産時に出血が多くなったりすることもあるので要注意です。

しっかりと貧血予防をしてお産に備えましょう!
ではまた次回!
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